九州・中国・四国乗り鉄旅2021 Part.1(九州編)

10日間かけて九州・中国・四国地方を周遊し、夜行列車にも乗ってしまおうという欲張りな乗り鉄旅。この記事はPart.1の九州編です。

旅の概要は以下の記事で。

九州・中国・四国乗り鉄旅2021 Part.0(計画編)


3/26(金):移動日

初日は、私が住んでいる仙台から飛行機で九州に向かいます。企画きっぷはまだ使わず、本格的に乗り鉄するのは2日目から。

仙台空港から九州へ飛ぶには、IBEXによる福岡空港までの直行便が便利です(コードシェアでANAでも買えます)。フライト時間は2時間15分、意外と近いですね。

福岡空港に着きました。空港から地下鉄に乗ればたった6分で博多駅に出られます。これほど都市部からアクセスが良い空港は全国でもなかなか無いので、うらやましい限りです。

「みんなの九州きっぷ」を使える2日間はなるべく長距離の移動に充てたいので、近場の観光は移動日のうちに済ませておくことにしました。

空港から地下鉄に乗り、まず向かったのは「元祖ラーメン長浜家」(家1)。博多らしい細麺のとんこつラーメンの店で、九州勢のツイートでよく見かけるので一度行っておきたいと思っていました。

個人的にはあまりピンと来ませんでした……まあ、うまいまずいの話ではなく日常に根差しているソウルフード(≒観光客にオススメするわけではない)って色々な土地にありますから、そういう枠なのかなぁと思ったり(失礼)。

大濠公園というところに立ち寄ったり、バスを眺めて「やっぱり西鉄はまだ西日本車体工業(西工)のバスがまだまだ健在で良いなあ」と思ったり……ひとまず、一旦博多を後にして西へ向かいます。

地下鉄の直通電車から乗り継ぎ、筑肥線で唐津まで。

佐賀県内の主要駅なら大体どこでも良かったのですが、「小城羊羹」を買いに行きたかったのです(小城まで行きたいのは山々ですが、遠すぎるので)。

以前、NewDays(JR東日本のコンビニ)の沖縄フェアでたまたま手に取ったことがあり、普通の羊羹と少し違って周りがカリカリでおいしかったんですよね。その時売られていたのはどこのお店の物だったのか失念してしまいましたが、今回買いに行った「村岡総本舗」さんの小城羊羹も期待に違わず美味でした。

わざわざ唐津まで足を伸ばして羊羹を買うだけというのももったいないので、近隣の観光スポットを検索してみると、「旧唐津銀行」というところがヒットしました。

東京駅や日本銀行本店など国家の威信をかけた大プロジェクトを多数手掛けたことで知られる、明治時代の建築家・辰野金吾氏の作品とあって、非常に立派な建物でした。唐津藩出身の方だったんですね。

博多に戻り、忘れないうちに今回の旅行で使う各種チケットを発券。今回大活躍する「みんなの九州きっぷ」と帰りのお楽しみ「サンライズ瀬戸」のきっぷを受け取りました。

余談ですが、「ネットできっぷを買って、券売機で受け取る」仕組みはJR各社で用意されているものの、クレジットカード決済時の扱いが微妙に異なります。

JR西日本(e5489)やJR九州は予約時決済なので、券売機にクレジットカードを入れさせるのはあくまで予約の照合を行うため。しかし、JR東日本(えきねっと)だけは発券時決済です。大抵の場合はどちらでも困らないのですが、東だけは「ネットで予約してから現地で発券するまでにカードの限度額を使い切ると詰む」ので注意。

なんでそんなどうでもいいことを知ってるのかって?最近やったからだよ。

さて、まだ夕食やホテルのチェックインには早いので、知る人ぞ知る「博多南線」に乗りに行きます。

博多駅から新幹線の車両基地(博多総合車両所)までの回送線を有効活用した路線で、片道300円で新幹線(の車両)に乗れるという特殊な場所です。路線自体は在来線扱いで距離も8.5kmと短く、運賃の内訳は乗車券200円+特定特急券100円となっています。

地元民の足としてだけではなく、アトラクション的な使い方をしている子連れさんも見かけました。

往路は500系の「ハローキティ新幹線」に遭遇、300円でネタ車に乗れるのはなかなかラッキー。復路は普通の山陽・九州直通用N700系でした。

博多に戻って、エアおねーちゃん怪文書でおなじみのていなちゃんと飲み。割と久しぶりに会った気がする。

〆のラーメンは「一双」へ。これは文句なしに旨かった。泡系?の方が好きなのかも。


3/27(土):みんなの九州きっぷ 1日目

土曜日は博多からスタート。JR九州の新幹線・在来線特急に乗り放題の「みんなの九州きっぷ」を使います。

このきっぷは2021年3月末までの土日祝限定。つまりこの土日が最終日ということになるので、混んでいてうまく使えない展開も一応想定していましたが、杞憂でした。

まずは新幹線で熊本へ。よそ者としては、九州新幹線といえばいかにもJR九州の車両らしいルックスの800系のイメージが今でも強いです。

博多から1時間もかからず熊本駅に到着。駅前はかなり洗練された雰囲気ですが、それでいて市電が活躍しているというギャップがまた素敵。

熊本城を見に行きました。熊本地震からの再建が進んで足場が外れたばかりで、桜の時期とも重なって見頃でした。天守閣内部の特別公開は4月26日からだそうで、いつか再訪したいところです。

再び九州新幹線に乗り、今度は終点の鹿児島中央まで。

何をするか考えていなかったので、ひとまず看板に釣られて「アミュラン」という駅ビル上の観覧車に乗ってみることに。

乗ってから観覧車なんて何年も乗っていないことに気付き、「改めて考えると意外と怖い乗り物じゃね……?」と思い始めたのは秘密。

昼食は「みやま本舗」さんでいただきました。せっかく来たからには鹿児島や宮崎でないと食べられない鳥刺しを食べてみたいなと探していたらちょうどいいお店が見つかったので、迷わずここに決定。

「みやまランチコース」というのを注文したら、塩焼き、タレ焼き、刺身、皮ポン酢と鳥づくしのメニューにさつま揚げまでついて2,200円(税込)。大満足のコースでした。

予想以上にボリューミーなランチでお腹いっぱいになった&市電に乗るのは共通IC非対応で面倒だったので、食後は鹿児島中央駅からあえて30分以上歩いて桜島を見に行きました。

暑いのはまあ良いとして、やっぱり火山灰がけっこう飛んでるんですね。実感できて体験としてはある意味良かったかな?

写真は、ウォーターフロントパークという公園から見た桜島の姿です。

宿に向かって歩いていくと、天文館という鹿児島最大の繁華街に出ました(※この街のことを認識していなかったのが後々仇となります)。

ここで「天文館むじゃき」という店を発見。そうか、鹿児島名物といえば白熊もあったか。

何も考えずレギュラーサイズを頼みましたが、ベビーサイズで十分だと思います!夏でもないし!サイズの選択ミスはともかく美味しかったです。

さて、この日の宿は天文館のド真ん中で、しかも運悪く低層階でした。全然知らなかったけどこれはあかんわ……。

朝まで絶えずワイワイやってるのが聞こえるほどで、このご時世にも負けず活気がある繁華街のようでした。


3/28(日):みんなの九州きっぷ 2日目

この日は在来線特急での長距離移動となるので、5時前にはチェックアウト。この時間にはまだ市電が動いていないので、鹿児島駅まで30分近く歩きます。

雨だし嫌だな〜と思っていましたが、意外に半分ぐらいの区間は屋根があって快適。なぜ雪国でもないのにこんなアーケードを……?と一瞬考えましたが、やはり灰対策でしょうね。

鹿児島駅から日豊本線の普通列車に乗り(みんなの九州きっぷは普通列車・快速列車にも乗れます)、都城経由で宮崎駅まで移動。ここから特急を乗り継いで博多に戻ります。

お店が開いているような時間に宮崎に寄れたら、チキン南蛮でも食べたかったんですけどね。特急移動と両立させるのが難しかったので今回は断念しました。

787系の「にちりん」と883系の「ソニック」を乗り継ぎ、大分経由で北上します。九州の特急用車両はどれも個性豊かでカッコいいですね。通勤型は……見た目優先で座り心地最悪な椅子さえなければ……。

また博多に戻ってきたのは、もう一軒行ってみたいお店があったから。地下鉄で天神に移動して「天麩羅処ひらお」で昼食にします。

人気店ゆえに待ち時間は長いですが、味・値段・システムのどこを取っても最高。

(全品揃ってからお皿に盛って出すのではなく)揚がったネタから順番にトレイに置いていってくれるので常にすべてが揚げたて、おまけにワタを使っていない珍しいタイプのさっぱりしたイカの塩辛が食べ放題です。これは近くにあったら通うわ。

小倉からお友達に車で拾ってもらい、関門海峡周辺を観光。鉄道だけでは行きにくいところもあったので助かりました。関門橋・関門トンネル・関門トンネル人道と3種類のルートを体験してみたり、展望台から眺めてみたり。

門司港駅で解散して再び電車に乗り、宿泊地の小倉へ。門司港駅はなかなか趣があって良いですねぇ。

時間も遅くなってきたので、この日の夕食は小倉駅1Fの「駅から三十歩横丁」にある「海鮮居酒屋 魚衛門」で軽く一杯。ごまさばが売り切れていたのは残念でしたが、味や雰囲気は良かったですよ。

九州編はこれで終了、次回は中国地方へ。18きっぷで3日間かけて巡る予定です。

九州・中国・四国乗り鉄旅2021 Part.2(中国編)