1kgもある巨大な50mm単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」を持って散歩して、撮ってきた写真を並べるだけのコーナーです。今回は、2020年12月某日の深夜に東京・秋葉原で撮影した写真をお届けします。
この日の宿は秋葉原駅から見て北東の首都高沿い、住所的には台東となる立地でした。そんなわけで、秋葉原と聞いてイメージするようなエリアからは少し外れた場所から散策をスタートしました。
歩き始めてすぐに、三菱電機のショーウィンドウに展示されているロボットアームが目に留まりました。何気ない一枚ですが、アームの表面にある凹凸から私たちを隔てる透明なガラスまで、質感や陰影を見事に写し取ってくれました。
極薄のシャープなピント面なのに、前後のボケにはとても滑らかにつながっていきます。素晴らしいレンズだから、こういうのを無駄に撮りたくなってしまうんですよね。
線路をくぐって末広町方面へ。秋葉原っぽいエリアに向かっていきます。
中央通りに出てみると、ちょうど紅葉が真っ盛りでした。関東に住んでいた頃でもここまでドンピシャのタイミングで来たことはなかったかも。
いかにも深夜らしい工事風景と絡めて。
夜の秋葉原、開いている店はほぼありませんし人通りもほぼ無いのですが、写真を撮り歩くには意外と楽しいんですよね。
雑然とした鮮やかな街並みで、どこを切り取ってもそれっぽくなります。
よくトラックが突っ込むところ。歴戦の傷跡が刻まれていますな。
手持ち夜景スナップはやっぱり機材の力が大きい……どんな物でも難なくありありと映し出してくれるZ 6II+NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sの組み合わせならストレスなく撮りたいように撮れます。
一枚だけ翌朝の写真を添えて、楽しい夜はお開きとしましょう。