TrueWireless Mirroring対応フルワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2」レビュー
※本記事はメーカー様からサンプル提供を受けて執筆しております。なお、金銭の授受およびレビュー内容への干渉は一切ありません。

フルワイヤレスイヤホンやスピーカーなどのBluetoothオーディオ製品を展開しているEarFun様から、新製品の「EarFun Free 2」をご提供いただき使ってみたのでレビューします。

EarFun Free 2は、Amazon.co.jpなどで実売5,000円程度で販売されているフルワイヤレスイヤホンです。最近はフルワイヤレスイヤホンもだいぶ低価格化が進んでいるので、価格だけに注目するのであれば特別安い製品というわけではありませんが、ある機能に注目。

Qualcommの新型オーディオチップ「QCC3040」を採用しており、このチップに備わる新機能「TrueWireless Mirroring」を利用できることが大きな特徴です。

上位機種「EarFun Free Pro」にあるワイヤレス充電やアクティブノイズキャンセリング(ANC)には非対応ですが、防水性能は上位機種を超えるIPX7相当となっています。

まずは外観からチェック。イヤホン本体は無塗装の樹脂そのままで高級感のある作りとは言えませんが、軽量に仕上がっています。

やや大きめですが先端は細く絞り込まれており、フィット感は良好。イヤーピースは浅めの独自形状となっています。

ケースも同様に質素な作りで、フタの開閉がやや渋くチープな印象です。本体同様に軽量で、持ち歩きには適しているでしょう。

充電端子はUSB Type-Cを採用しており、最新のスマートフォンとともに運用する際も不自由しません。

イヤホン本体と充電ケースのほか、イヤーピース(装着済みを含めて3サイズ)と充電用のUSBケーブルが付属します。

再生や一時停止、曲送り、音量調節などの操作は左右のタッチセンサーで行います。2つのボタンで操作を完結させるため、連打や長押しを駆使して機能を割り当ててありますから、覚えるまでは慣れが必要でしょう。

他のEarFun製品にも言えることですが、コンパニオンアプリを用いず操作をイヤホン側で完結させている点は長所であり短所でもあります。

端末やOSに依存せずあらゆる利用環境で使いやすいメリットがある一方、フルワイヤレスイヤホンは利便性に重きを置いたものという捉え方が一般化しており、専用アプリも含めた使い勝手が評価対象になりつつあります。価格だけで勝負している最安クラスの製品ではないので、もう一歩踏み出してみても良いのかなと思います。

音の傾向としてはボワッとした中低音寄りで、聴くジャンルを選びます。ロックやEDMならまあ……という感じでしょうか。高音はあまりきれいに鳴りません。音質に関しては価格以上の期待は禁物でしょう。

機能面では、動画視聴やゲームを想定した低遅延モードが用意されていることも特徴です。YouTube上で公開されている遅延確認動画などを利用して試してみたところ、ON/OFFで100ms程度の変化があるようです。低遅延モードOFFでも比較的遅延は少ない機種なので、ONにしなくても違和感はない場面が多いのではないでしょうか。


本題の「TrueWireless Mirroring」についてですが、これはQualcomm製チップに搭載される技術で、スマートフォンなどの再生機器と左右それぞれのイヤホンを独立接続するものです。左右どちらかのイヤホンを親機とするリレー方式の一般的なフルワイヤレスイヤホンよりも、理論上安定した通信が可能になります。

ピンと来た人もいるかもしれませんが、つまり前世代のチップに搭載されていたTrue Wireless Stereo Plus(TWS Plus)の発展型です。名前の通り、接続をミラーリングして左右ユニットを端末側からは1台に見せるような仕組みになっていて、接続安定性の向上だけでなく、片耳だけ使って通話するようなシチュエーションでも片耳から両耳、左ユニットから右ユニットなどの切り替えがスムーズになります。

TWS PlusとTrueWireless Mirroringの最大の違いは、スマートフォン側のチップに依存しないということ。Qualcommチップではない端末でも恩恵を受けられるようになりました。この機能を搭載する製品としてはEarFun Free 2はかなり安い部類なので、体験してみたいのであれば買ってみても良いと思います。