フィット クロスター(e:HEVじゃない方)に代車で乗った感想

「ダウンサスを入れてご老体に衝撃を与えまくったらモールが千切れた」とか色々あって、シビックをディーラーに預けることに。代車が出たのでゴチャゴチャ言いつつウキウキで乗り回しました。1ヶ月ほど前の出来事ですがいまさら感想を書きます。

修理費がかさむのは辛いけど代車が出るのは嬉しい。なんでもいいから普段乗らない・絶対買わないような車にタダで乗れるというだけでウキウキするものです(いや、修理費払ってるんだからタダじゃないけど)。

「きっとN-BOXかフィットだろうな、N-ONEだったらちょっと嬉しいな」と予想していたら、フィットはフィットでもクロスターという斜め上の結果でした。

4代目フィットは2020年に発売されたばかり。既に代車としてバリバリ配備されているあたりはさすがです。2019年秋の東京モーターショーのステージで見たのが昨日のことのようですが、もう1年半も経つんだな……まだまだ新鮮味が失われていないと思います。

4代目フィットには素の「BASIC」、ちょっと装備が良い「HOME」、一番豪華な「LUXE」、アクティブな人向けの「NESS」(要はFIT NESSってダジャレ……)、そして今回乗った「CROSSTAR」という5種類のタイプがあります。(建前上は)あくまで上下関係の“グレード”ではなく、キャラクターの異なるバリエーションが展開されているのが新鮮ですね。

このクロスターは、要するに「SUV風」のモデルです。どこを見てもSUVだらけの時代なんだし、わざわざコンパクトカーをナンチャッテSUVにしなくても普通にSUV買えば?と思ってしまうのはきっとあまり興味がないからなのでしょう。でも、うーん、同じぐらいでヤリスクロスとか買えるよね。

見た目だけ、とは言いますが、実はシートやアームレストを撥水加工しているあたりはそれっぽい使い方を考慮されていますし、最低地上高も他の4タイプより上がっています。意外としっかりアウトドア志向で作られてはいるようです。

ちなみに、前後バンパーやフェンダーにSUV風の樹脂パーツが追加された影響でクロスターのみ3ナンバーとなっています。

インパネは水平基調でスッキリ。2本スポークのステアリングはどこかで見覚えが……と思ったら、Honda eと共通だそうですね。

開放感があるのは内装の雰囲気だけではなく、Aピラーを手前に持ってきて、通常のAピラーの位置には極細のA'ピラーを配置するというユニークな構造のおかげで視界もとても開けています。

後席も大人がそこそこ余裕を持って乗れそうな広さ。センタータンクレイアウトならではのチップアップ(跳ね上げ)機構ももちろん搭載されています。自転車とか背の高い荷物を積む時には重宝しそう。

150kmほど乗り回してみた感想としては、動力性能は可もなく不可もなく。1.3LガソリンCVT車ならこんなもんでしょうという程度で、やや苦しさを感じる場面もあります。ナンチャッテSUV化による車高アップの弊害か、コーナリングでは腰高感がありちょっと不安な感じ。

以前、3代目フィットのハイブリッド車に乗った時には踏みしろが少なくカックンと強くなりがちなブレーキに違和感がありましたが、あれは回生ブレーキによるところも大きいらしく、この車ではごく普通の制動感覚でした。

素のモデルとなるBASICのガソリン車を基準に価格を見比べると、今回借りた「CROSSTARのガソリン車」にするのと「BASICのe:HEV」にするのはほぼ同じ差額(約40万円)なのですが、個人的には「見た目だけSUV風にするために40万円出すぐらいなら、e:HEVにする方が有意義じゃない?」と思っています。