1万円台で4K・防水対応、アクションカメラ「MUSON Ultra1」レビュー
※本記事はメーカー様からサンプル提供を受けて執筆しております。なお、金銭の授受およびレビュー内容への干渉は一切ありません。

アクションカメラやドライブレコーダーなど主に映像関連の製品を発売しているメーカーのMUSONさんから、新型アクションカメラ「MUSON Ultra1」をご提供いただいたので、実際に使ってみました。

「MUSON Ultra1」の特徴

MUSON Ultra1は、1万円台前半で買える低価格アクションカメラです。ただ安いだけではなく4K60pでの撮影にも対応しており、予備バッテリーやリモコンなどの付属品が充実していてすぐに使い始められるという、入門用にはうってつけの内容となっています。

主なスペックとしては、約2000万画素のイメージセンサーと超広角レンズを搭載し、6軸電子式手ぶれ補正(EIS)に対応。IPX7相当の防水性能を備え、本体サイズは約65×47×28mm、重さは約95g(バッテリー込み)です。

ちなみに、同じくMUSONから発売されている1万円級のアクションカメラに「MUSON MAX1」という機種もあります(私も使ったことがあり、以前他のサイトでレビューしました)。MAX1とUltra1の新旧2機種を比較すると、スペック上での主な違いは防水性能の強化(単体防水)と付属品の見直し程度となっています。

目玉機能の防水仕様に触れておくと、MUSON Ultra1は防水ケースなしで水深10mまでの撮影に対応しています。別売りの防水ケースを装着すれば、従来モデルと同等の水深40m対応になります。

賛否が分かれる点かもしれませんが、本格的な水中撮影を楽しみたい人はともかく、ある程度の防水性能を求める人にとってはかさばる防水ケースがなくても水辺や雨の日に使えるようになったという長所として捉えられると思います。

外観・付属品チェック

まずは外観から見ていきましょう。前モデルのMAX1は、各部に模様を入れたり質感を変えたりしていて樹脂製ながらも安っぽさを感じさせない秀逸なデザインが印象に残りましたが、Ultra1はちょっと地味。黒一色で質感も単調、外見上の個性は失われてしまったように思いますが、防水化などの中身に力を入れているのでしょう。

上面には電源/モードキーとシャッターキー、右側面には上下キーがあり、合計4つのボタンで操作します。背面液晶にはタッチパネルは搭載されていません。

UIは基本的に他のMUSON製アクションカメラと同様で、一応日本語化もされていますし、可もなく不可もなくといったところ。やりたいことによっては専用アプリを使ったスマートフォンでの連携操作の方が手っ取り早いです。

左側面のフタを開けると、USBやHDMI出力のための端子が並んでいます。底面を開けるとバッテリーやmicroSDカードを出し入れできます。

防水化に伴ってフタにはパッキンが装備されており、ヒンジ部分には金属部品が使われていることも確認でき、耐久性が上がっていそうです。細かい欠点を挙げると、ボタンを押しながらスライドさせる開閉操作は少しクセのある操作感となっており、慣れが必要です。

MUSONのアクションカメラは、付属品が非常に充実しています。前モデルを開封した時にはその物量に圧倒されましたが、Ultra1では少し整理されて点数が減ったようです。具体的には、先述の防水ケースが標準付属ではなくなったことに加え、外部マイクに非対応となった(当然付属品でもなくなった)ことが挙げられます。

それでも、各種マウントパーツやリモコン、予備バッテリーなど、一般的な撮影に必要なほとんどのアクセサリーが同梱されているので、microSDさえ用意しておけばすぐに使い始められるのは大きな魅力です。

よくある用途で他に欲しい物があるとすれば、車載動画などで使うサクションカップぐらいでしょうか。この製品自体にもドラレコ的な使い方ができるモードが用意されているので、欲を言えば付けてほしいなと思うアクセサリーです(付属させるにはちょっと高いかな?)。

なお、各種アクセサリーはGoPro規格のサイズになっているので、先述にサクションカップのように別途欲しいマウントパーツなどがあれば、数多くの市販品から探し出して装着できます。

実際に撮ってみた

上の動画は、仕様上の上限となる4K60p設定で撮影しました。電子式手ぶれ補正(EIS)を有効にして、ジンバル機能のないグリップを装着した状態で手持ち撮影しています。

解像度は4K/WQHD/FHD、フレームレートは60fps/30fpsから選択でき、EISをオフにした場合に限り、FHD 120fpsや720p 240fpsといった動体重視の設定も可能です。

過度の期待は禁物ですが、この価格帯で4Kで出せるだけ立派で、用途によっては利用価値があるでしょう。低価格機のセンサーとレンズでは4K設定にしたところで画質の違いが実際どれくらいあるか、一方で否が応にもファイルサイズや編集の負担がどれほど増すかなどを天秤にかけると、一般的な用途であればFHDでの撮影が妥当かと思います。

補足しておくと、内蔵マイクは前モデルよりも実用的な性能に改善されています。「旧型には外部マイクが付属していたのに、新型では廃止された」と捉えると欠点に見えるかもしれませんが、実際にはむしろ「旧型は外部マイクがないと使い物にならなかったけど、新型は内蔵マイクがまともに使えるようになった」という感じで、音声も録っておきたい場面での使い勝手は上がっています。

メインは動画撮影ではありますが、一応静止画も撮れます。アクションカメラならではの超広角レンズを搭載していますから、お持ちのスマートフォンがシングルカメラ(あるいは望遠寄りのデュアルカメラ)であれば、スマートフォンで撮れないシーンを補完するサブカメラとして使える場面がありそうです。

まとめ

GoProシリーズを筆頭にアクションカメラというガジェットもだいぶ浸透してきた感がありますが、使う人・使わない人がはっきり分かれる物なので、いきなり上級機を買うのも少し勇気がいるでしょう。

「MUSON Ultra1」は、入門機としては十分な性能とすぐに使えるいたれりつくせりの付属品が揃って1万円強というお買い得な機種なので、これからアクションカメラデビューを考えている人にはおすすめできます。